賃貸 vs 持ち家 不動産会社として考える
賃貸暮らしが良いか、持ち家が良いかというテーマは長年議論されていますが、
重要なポイントを不動産業界で働く者として考えてみます。
【ポイント】
①トータルの支払い額がいくらになるか
②福利厚生の有無(家賃補助、住宅ローンの金利分負担等)
③節税効果(住宅ローン控除)
【例】
夫婦、子供2人(4人家族)
住宅ローン:5000万円、35年、1.3%(全期間)、フルローン、元利均等、変動金利
返済総額:6220万円
毎月の返済額:148,241円
同条件の賃貸物件 毎月の家賃:180,000円
家賃は高いので、持ち家を購入した方がお得なように感じますね。
どのようなエリアでも大抵、家賃の方が高いです。
そうでないと持ち家を購入する意味がないですよね。
(パターンA) ずっと住み続けるなら持ち家がお得
(パターンB) 引っ越す場合、持ち家の売却価格によって判定がブレる
⑴購入した金額よりも高く売れた場合 ※期間、譲渡 → 持ち家の勝利
⑵借入残高よりも高く、⑴よりも低く売れた場合 ※期間で判断 → 持ち家の勝利
⑶借入残高よりも低く売れた場合で、賃貸暮らしよりもトータルでお得になる場合 ※計算、期間 → 持ち家の勝利
⑷⑶のときの損益分岐を計算(金額、期間、)
⑸⑵⑶の場合で、毎年の売却可能額を試算
⑹+α:外壁の修繕費用、駐車場の有無などを考慮
⑺+α:福利厚生(家賃補助、金利の負担など)を考慮
⑻+α:世帯年収を考慮し、節税効果を算出(伸びる部分については、自由記入)
すみません、場合分けが多くて、分かりづらくなってしまいましたが、
上記事項をベースに、エクセルでシミュレーション組みます。
リリースは来月末くらいになると思います。
とにかく、持ち家を選ぶので確実なのは、
①ずっと住み続ける場合
②購入価格より高く売れる場合
③借入残高と同等で売れるか、それ以上で売れる場合
です。シミュレーション作りに尽力するとします。
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